- 2024/01/07 掲載
電機連合、ベア1万3000円以上=春闘要求へ、定昇含め2万円超
電機メーカーの労働組合で構成する電機連合が2024年春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の統一要求額を「月額1万3000円以上」とする方向で調整していることが6日、分かった。前年に掲げた「7000円以上」を大きく上回り、現在の要求方式に変更した1998年以降で最も高い水準。定期昇給分と合わせた要求額は「2万円以上」に設定する。
25日に開く中央委員会で正式決定する。今春闘に向け、電機連合などの産業別労組が加盟する金属労協は昨年12月、要求基準を「1万円以上」とする方針を決めていた。
23年春闘で電機連合はベア要求額を前年の2.3倍に当たる7000円以上に引き上げ、大手各社は満額回答した。全体でも賃上げ率は30年ぶりの高水準だったが、物価の伸びには追い付かず、実質賃金の前年割れが続く。人手不足が深刻化していることから、経営側も賃上げに前向きな姿勢を示している。
【時事通信社】
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