• 2024/01/05 掲載

消費者態度指数12月は37.2に改善、基調判断引き上げ=内閣府

ロイター

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Yoshifumi Takemoto

[東京 5日 ロイター] - 内閣府が5日公表した消費動向調査によると、2023年12月の消費者態度指数は前月比1.1ポイント改善の37.2で、21年12月以来の高水準となった。内閣府は消費者マインドの基調判断を、前月の「改善に向けた動きに足踏みがみられる」から「改善に向けた動きがみられる」に上方修正した。1年後の物価が上昇すると回答した世帯の比率は、11月の91.6%から90.8%に低下した。

消費者態度指数の改善は3カ月連続。12月は、同指数を構成する4つの指標(暮らし向き、収入の増え方、雇用環境、耐久消費財の買い方判断)全てが改善した。全指標が前月から改善するのは昨年7月以来。

基調判断は、昨年9月に「足踏みがみられる」に下方修正されて以降、3カ月ぶりの変更。上方修正は昨年7月以来となる。

1年度の物価見通しは、5%以上上昇するとの回答が11月の44.6%から41.4%に減った一方、2%以上5%未満上昇するとの回答は33.0%から35.1%に増えた。内閣府では「物価が急激に上昇する見方は落ち着いたが、一方でそれなりに上昇するとみられている」としている。

*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

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