- 2024/01/04 掲載
米国株式市場=下落、利食い売り続く FOMC議事要旨に動意薄
[3日 ロイター] - 米国株式市場は下落し、新年2日目の取引も軟調となった。2023年に大幅上昇したことから利食い売りが続いた。米連邦準備理事会(FRB)が3日公表した23年12月12─13日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場に漂う懸念を払拭するに至らなかった。
FRB当局者は、インフレ「上振れリスク」が減退したという見解を確認した。さらに「過度に制約的な」金融政策が経済に与える影響への懸念も示した。
ただ利下げがいつ開始されるかについてはほとんど手掛かりを示さなかった。
投資家は24年に見込まれる利下げがいつ開始されるか注視しており、年初から慎重な姿勢を示している。
24年最初の取引日となった前日はナスダック総合とS&P総合500種が下落。国債利回り上昇を受け、アップルなどグロース(成長)株が売られた。
3日もそうした流れが続き、アップル、エヌビディア、テスラなど金利動向に敏感な大型株が下落した。
ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・ソリューションズのポートフォリオストラテジスト、ギャレット・メルソン氏は「昨年10月の安値からかなり上昇し、多くの指標が買われすぎを示していることからやや上昇一服となっても驚きはない」と指摘した。
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