- 2024/01/02 掲載
ユーロ圏製造業PMI、12月は18カ月連続50割れ 景気後退を示唆
12月のPMIは44.4。11月の44.2から上昇し速報値(44.2)から上方改定された。
生産指数は44.4で11月の44.6から低下したが速報値(44.1)からは上方改定された。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、PMIはユーロ圏経済が第4・四半期に縮小したことを強く示唆すると述べた。公式データで第3・四半期に0.1%縮小しており、景気後退に相当する2四半期連続の縮小が見込まれる。
新規受注指数は41.5から42.0に上昇したが、縮小傾向が続いている。「新規受注の低迷ぶりは前月とさほど変わらない」とデラルビア氏は述べた。
製造業の活動がもっぱら既存受注の処理ということを受注残指数は示している。雇用は7カ月連続で減少し、早期の業況好転を予想していないことを示唆した。
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