[シンガポール ２日 ロイター] - 暗号資産（仮想通貨）のビットコインが２日の取引で、２０２２年４月以来初めて４万５０００ドルを上回った。米規制当局が現物ビットコイン上場投資信託（ＥＴＦ）を近く承認するとの楽観的な見方に支援され、新年に好調なスタートを切った。

ビットコインは１年９カ月ぶりの高値となる４万５４８８ドルを付けた。２３年は１５４％上昇し、２０年以降で最も好調なパフォーマンスを記録した。直近は２．６％高の４万５３４４ドル。ただ、２１年１１月に付けた史上最高値の６万９０００ドルには遠く及ばない。

イーサは１％高の２３７６ドル。

ハッシュキー・キャピタルのパートナー、Jupiter Zheng氏は「暗号資産市場は今年、顕著な成長を遂げるだろう。主な影響要因としては現物ＥＴＦからの投資資金流入、ビットコインの半減、米国をはじめとする世界的な金融緩和政策が挙げられる」と述べた。