- 2024/01/01 掲載
年賀状に思い乗せ=発祥の地で配達出発式―日本郵便
日本郵便は1日午前、郵便発祥の地である日本橋郵便局(東京都中央区)で年賀状の配達出発式を開いた。式典には松本剛明総務相や増田寛也日本郵政社長らが出席。新年の思いを乗せた年賀状を自転車やバイクに積み込んだ約20人の配達員が、号令を受けて一斉に出発した。
松本総務相は式典で「ぬくもりや手触りが感じられる年賀状こそが、人の素晴らしさを伝え、幸せをもたらす日本の誇る文化だ」とあいさつ。増田社長は「年賀状一通一通には、お客さまの心が込められている」と語った。
2024年用年賀はがきの当初発行枚数は前年比12.2%減の14億4000万枚。13年連続で減少しており、記録が残る04年用以降では最も少ない。日本郵便は今年10月にもはがきの郵便料金を引き上げる方針で、「年賀状離れ」が一段と進む可能性もある。
5月に日本橋郵便局の郵便物流機能が移転するため、同局での配達出発式は今回で最後となる予定だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕2024年の年賀状配達に出発する郵便局員ら=1日午前、東京都中央区
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