- 2023/12/29 掲載
午後3時のドル141円前半で膠着、値幅40銭 年末で薄商い
[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(141.39/44円)とほぼ横ばいの141円前半で推移している。年末で取引参加者が少なくなる中、膠着感の強い展開となった。東京時間の値幅は40銭程度にとどまった。
ドルは仲値にかけて一時、141.67円まで上昇したが、その後は141円前半から半ばの水準で小動きが続いた。特に午後は動意に欠く展開となった。来週は米国で12月の雇用統計などが発表され、内容を見極めたいとする思惑も広がったという。
足元のドル/円は米国の早期利下げ観測を背景にドル安基調となっており、市場では「ドルを積極的に買う材料が乏しいため、軟調な地合いは続きそうだ」(国内金融機関・アナリスト)との指摘が出ている。
一方、「来週公表される米雇用統計が強い結果となれば、ドル売りの巻き戻しが入る可能性もある」(楽天証券のFXディーリング部・荒地潤氏)といい、指標発表後の為替相場の反応が注目される。
ユーロ/ドルは1.1064ドル付近で、前日のニューヨーク市場終盤とほぼ同水準。欧米の金融政策の違いからユーロ高基調となっているが、「欧州中央銀行(ECB)が利下げを決めればドルの方が選好されるとみられ、ユーロ買いは落ち着きそうだ」(荒地氏)。ユーロ/円は156円前半で小幅安となっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 141.31/141.32 1.1064/1.1068 156.37/156.41
午前9時現在 141.44/141.45 1.1067/1.1069 156.53/156.57
NY午後5時 141.39/141.44 1.1060/1.1064 156.43/156.47
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