- 2023/12/29 掲載
東京株式市場・大引け=大納会の日経平均は続落、年末で手控えムード
日経平均は80円安で寄り付いた後、113円高の3万3652円71銭で高値をつけたものの、再びマイナス圏に転落。後場に234円安の3万3305円17銭で安値をつけた。28日の米国株式市場でナスダック総合が小幅に下落したことを受け、東京株式市場でも主力ハイテク株は総じてさえない値動きとなった。
個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ファナックなど主力株が総じてさえなかった。楽天グループが7%超高としっかり。任天堂は4日続伸。3%超高となり、2007年以来、約16年ぶりに上場来高値を更新した。
東京市場が1月4日に取引再開するまでに、米国では12月のISM製造業景況指数などの経済指標が公表される。5日には12月の雇用統計も控えるなど、年明けに米連邦準備理事会(FRB)の政策を占う上で重要な指数が相次いて発表されることから、きょうはいったん様子見との声もあった。
松井証券の窪田朋一郎投資メディア部長は2023年について「日本株のパフォーマンスが良好で、海外投資家を中心に日本株が評価された年」と振り返る。きのうから実質的な2024年相場入りとなり、新NISA(少額投資非課税制度)などの期待が高まっているものの「今の水準を割高と捉え、買うのを迷っている市場参加者もいる。年明けまで見極めたいところ」とコメントした。
TOPIXは0.19%高の2366.39ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.18%高の1217.6ポイント。プライム市場の売買代金は3兆0818億9600万円だった。東証33業種では、値上がりはその他製品、輸送用機器、その他金融、電気・ガスなど22業種で、値下がりは鉱業、石油・石炭製品、海運など11業種だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.15%安の706.41ポイントと、4日ぶりに反落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1050銘柄(63%)、値下がりは544銘柄(32%)、変わらずは64銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33464.17 -75.45 33458.64 33,305.17─3
3,652.71
TOPIX 2366.39 +4.37 2362.14 2,352.96─2,
375.54
プライム市場指数 1217.60 +2.24 1215.47 1,210.70─1,
222.30
スタンダード市場指数 1169.31 +4.31 1164.58 1,164.30─1,
169.31
グロース市場指数 891.03 +0.37 888.36 884.47─894.
82
グロース250指数 706.41 -1.09 705.18 701.77─710.
22
東証出来高(万株) 128510 東証売買代金(億円 30818.96
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