- 2023/12/29 掲載
午前の日経平均は小幅続落、方向感に乏しい展開
28日の米国株式市場はほぼ横ばいとなった。現在141.30円台となっているドル/円は、ニューヨーク時間に140.20円台まで円高が進行、前場の東京株式市場でも円高を警戒する動きがみられた。
日経平均は80円安で寄り付いた後、113円高の3万3652円71銭で高値をつけたものの、再びマイナス圏に転落。前場安値は131円安となり、前日終値(3万3539円62銭=28日)を挟んだ値動きとなった。主力株が総じてさえないなか、業種別ではまちまちの動きとなった。
TOPIXは反発し、0.21%高の2367.02ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆3937億6200万円。東証33業種では、値上がりはその他製品、保険、輸送用機器、パルプ・紙など24業種で、値下がりは鉱業や海運、石油・石炭製品など9業種だった。
市場では「国内の株式指数は高安まちまちで、地合いは悪くない。来年に向けた期待も高まっている」(国内証券ストラテジスト)との声があった。
個別ではファーストリテイリング、ファナック、東京エレクトロン、リクルートホールディングスなど主力株が総じてさえなかった。任天堂が4日続伸。3%超高となり、2007年以来、約16年ぶりに上場来高値を更新した。楽天グループも4%超高としっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1067銘柄(64%)、値下がりは521銘柄(31%)、変わらずは70銘柄(4%)だった。
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