- 2023/12/28 掲載
午後3時のドルは141円前半、2週間ぶり安値圏 米金利低下で
ドルは仲値にかけて141.71円付近まで上昇する場面もあったが、その後は上値の重い展開が続いた。マーケットでは来年の米利下げ期待が強く、「米金利低下のトレンドが続いているので目先のドル/円はなかなか反転しづらい。145円が遠くなってきた印象」(りそなホールディングス・市場企画部のシニアストラテジスト、井口慶一氏)との見方が示された。
日銀の金融政策動向については、来年4月会合での政策修正の可能性が高いとみる市場関係者も多く、「急速に円が買われないまでも、今年の秋ごろまでみられた円安一辺倒の状況は修正されつつある」(井口氏)という。目先のドルは140円台をキープできるかが注目される。
ユーロ/ドルは1.1107ドル付近で、前日のニューヨーク市場終盤に比べて小幅高。市場では「欧州中央銀行(ECB)は米連邦準備理事会(FRB)よりもややタカ派との見方でユーロは買いが入りやすいが、ECBの利下げ観測が広がるタイミングでユーロ買いも一服するのではないか」(国内金融機関・アナリスト)との声が聞かれた。ユーロ/円は156円後半でじり安となっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 141.15/141.16 1.1107/1.1111 156.82/156.84
午前9時現在 141.43/141.46 1.1106/1.1110 157.11/157.15
NY午後5時 141.83/141.84 1.1103/1.1107 157.49/157.54
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