- 2023/12/28 掲載
テスラの23年販売台数、目標未達の可能性 第4四半期は過去最高か
[サンフランシスコ 27日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手のテスラの第4・四半期販売台数は、過去最高を更新すると見込まれている。一方、年間販売台数は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が年初に掲げた200万台という野心的な目標には届かない見通し。
LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が14人のアナリストを対象にした調査によると、2023年の販売台数は前年比37%増加し、182万台と見込まれている。第4・四半期の販売台数は47万3000台と予想されている。同社は間もなく四半期の販売台数と生産台数を発表する予定。
テスラは販売低迷を受けて、23年には各国で4車種の価格を引き下げた。比亜迪(BYD)などにシェアを奪われている中国に特に注力している。
価格競争激化とEV需要鈍化によりフォード・モーターなどはEV計画を見直しており、テスラは米EV市場で主要メーカーとなった。同社の株価は今年倍以上に値上がりした。
CFRAリサーチのシニアアナリスト、ギャレット・ネルソン氏は「第4・四半期の納車台数は通常、テスラにとり1年で最も好調な数字になる」と指摘した。
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