[１９日　ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は１９日、インフレ抑制のさらなる進展が、来年の米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による利下げの決定的要因になるという認識を示した。

ＦＯＸニュースのインタビューで「インフレが目標まで低下し続ければ、ＦＲＢは制約的な姿勢の再考が可能になる」と語った。

利上げ終了と今後の利下げの可能性を示唆した先週のパウエルＦＲＢ議長発言を受けて株式市場が上昇したことについては、利下げを巡る「高揚感」から少し先走ったと指摘。ＦＲＢは市場の期待に左右されないとした。

政策判断は政治にも左右されないとし、バイデン大統領の再選を後押しするために利下げするとの見方を否定した。