Noriyuki Hirata

［東京　１４日　ロイター］ - 旭化成は１４日、完全子会社の旭化成ホームズが中央ビルト工業の普通株式を公開買い付け（ＴＯＢ）で取得すると発表した。買付価格は７５０円で、中央ビルト工業の完全子会社化を目的とする。中央ビルトの１３日終値は５２８円。

旭化成ホームズは中央ビルトの筆頭株主で、同社株３２．７５％を保有し持分法適用関連会社としている。一体経営を進めることで、協業体制の構築や経営資源・ノウハウの最大化、意思決定の迅速化・簡素化、事業成長への経営資源の集中を図るとしている。

買付予定数に買付価格を乗じた買付代金は約１２億円。買付予定数の下限を７９万７４００株（３３．９２％）とした一方、上限は設けていない。中央ビルトはＴＯＢに賛同を表明。旭化成ホームズは、第２位株主のアルインコ（所有割合９．４４％）との間では、所有株すべてでＴＯＢに応募することで合意しているという。