［１３日　ロイター］ - 米自動車調査会社エドモンズが１３日発表した来年の国内自動車販売台数は１５７０万台で、前年比１％の増加にとどまる見通しだ。供給制約は緩和されるものの、高金利が需要を圧迫する公算が大きい。

電気自動車（ＥＶ）の市場シェアは、今年１１月までの６．９％から８％に拡大が予想されている。

ただ完全に電動化されたＥＶの普及スピードは鈍く、電動車を探している多くの米国民にとってはハイブリッド車（ＨＶ）がより安心できる選択肢になるという。

エドモンズのジェシカ・コールドウェル氏は「来年は在庫のさらなる増加が確実視され、購入を待ち望んでいた消費者の取引を呼び込むものの、今年の高い金利環境が尾を引き、市場で強弱要因が交錯するだろう」と述べた。

新車価格についてエドモンズは、在庫状況改善に伴って既にピークアウトしているとの見方を示した。それでも高級車に比べて、手頃な価格の車種はすぐに売れてしまうので、買い手はより厳しい局面に置かれると見込んでいる。