- 2023/12/14 掲載
ウクライナ通信網のサイバー攻撃、ロシア関連ハッカーが犯行声明
[ロンドン 13日 ロイター] - ウクライナ最大の通信事業会社「キーウスター」に対する大規模なサイバー攻撃について、ロシアの軍事情報機関と関係があるとされるSolntsepyokと呼ばれるハッカー集団が犯行声明を出した。
同集団はメッセージングアプリ「テレグラム」に、キーウスターのサーバーにアクセスしたことを示すと思われるスクリーンショットを公開。サイバー攻撃を行ったと明言した。
ただ、ロシアはこうしたサイバー攻撃への関与を繰り返し否定している。
12日に起きたこの攻撃では、キーウスターのサービスが停止し、ITインフラに損害を与えたほか、首都キーウ(キエフ)があるキーウ州の75以上の集落で空襲警報システムが停止するなどの影響が出た。キーウスターは2430万人の携帯電話加入者と110万人以上の家庭用インターネットユーザーを持つ。
ウクライナの特別通信情報保護局(SSSCIP)は声明を発表し、国内情報機関とともに事件を調査していると述べた。これより先、SSSCIPはSolntsepyokを「サンドワーム」と呼ばれるロシアのハッカー集団の隠れみのだと断定していた。
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