• 2023/12/12 掲載

JPモルガン、ファースト銀買収踏まえて支店網拡充進める方針

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Nupur Anand

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米銀行最大手JPモルガン・チェースは、今年買収したファースト・リパブリック銀行の支店配置見直しや一部サービスの取り込みなどを行いつつ、支店網全体を拡充する準備を進めている。

JPモルガンは48州で合計4800を超える支店を展開。経営破綻して公的管理下に置かれたファースト・リパブリック銀行を5月に買収した際には84店を加え、6月にはこれらのうち21店を閉鎖する計画を発表した。

チェース・コンシューマー・バンキング部門のジェニファー・ロバーツ最高経営責任者(CEO)は、JPモルガンとしては年内に167店を新規開設する公算が大きく、これは従来予定していた150店より多くなると述べた。

消費者のオンラインサービス利用が増えて、米銀行全体では支店が減少している流れとは逆行する形だ。しかしロバーツ氏は「われわれにとって支店網は勝利を得る戦略となっており、市場シェア拡大に役立っている」と主張し、毎年預金者の75%が店を訪れていると説明した。

競合するバンク・オブ・アメリカも支店数を増やしているが、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によると、10月に差し引きの支店増加が一番多かったのはJPモルガンで、開設が22店、閉鎖が14店だった。

ニューヨークとサンフランシスコにある2つの主力店は改装され、来年6月に再び開店する計画。いずれも対象を「アフルエント(準富裕層)」に絞り、通常の「チェース」ブランドで営業しているリテール店舗とは差別化する。ファースト・リパブリック銀行が行っていた、顧客に評判の良かった1人1人への手厚いサービスの一部も継承されるとみられる。

ロバーツ氏は、ファースト・リパブリック銀行はアフルエントの顧客サービスに関して「非常に素晴らしいレシピ」を持っていたと評価し、今後それらをより高度に洗練した形で提供する機会があると付け加えた。

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