- 2023/12/11 掲載
午後3時のドルは145円半ばへ反発、短期筋が買い戻し
[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の145円半ばで取引されている。米雇用統計が予想を上回りドルが買われた地合いを引き継いだ。対円では短期筋の買い戻しも見られたという。
週明けのドルは、朝方の144円後半からじり高で145.66円まで上げ幅を広げた。週末に中国で発表された消費者物価指数(CPI)が予想に届かず、中国人民元が3週間ぶり安値を更新したことで、ドル買いが対円にも波及したという。
前週の円急騰を経て「円の買い持ちへ転じていた短期筋が、手じまいの円売りに動いている」(外銀トレーダー)との指摘も出ていた。
モルガン・スタンレーがオプション市場の動向を基に推計した円の買い持ちポジションは、前週8日時点で今年1月以来の高水準へ膨らんだ。円買いは特に対ユーロで積み上がったという。
ユーロは7日に4カ月ぶり安値となる153円台まで下落。欧州景気への懸念が高まる中、1週間で8円超の円高が進む激しい動きを見せていた。
もっとも、市場筋によると、きょうの東京市場は取引量が少なめ。米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に手控えムードが強かったという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.55/145.58 1.0766/1.0770 156.73/156.77
午前9時現在 144.98/145.01 1.0763/1.0767 156.07/156.11
NY午後5時 144.93/144.96 1.0763/1.0765 156.01/156.05
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