- 2023/12/11 掲載
米エンデバー・エナジーが身売り検討、評価額最大300億ドルか
[8日 ロイター] - 米テキサス州西部からニューメキシコ州にかけてのパーミアン盆地で石油・ガス生産を手がけるエンデバー・エナジー・パートナーズが身売りを検討している。企業価値は250億─300億ドルと評価される可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。
同社は約45年前に石油実業家のオートリー・スティーブンス氏(85)が起源となる会社を創業。関係者によると、同氏は石油・ガス業界で起きている再編の波を利用して同社を売却することを決めた。
関係者の話では、スティーブンス氏は来年第1・四半期の同社売却へ向けた手続き開始の準備をJPモルガン・チェースに委託した。複数の企業が最近、同社に関心を示したことが、売却を検討する方針の決定を促したという。
エンデバーとJPモルガンはコメントを拒否した。
エンデバーはパーミアン盆地のミッドランド地区にある1416平方キロメートルの鉱区で操業している。
フィッチ・レーティングスによると、エンデバーの今年第2・四半期の生産量は石油換算で前年同期比25%増の33万1000バレル。フィッチは先月、エンデバーが来年に約10億ドルのフリーキャッシュフローを生み出すとの推計を示した。
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