- 2023/12/07 掲載
世界の航空各社、今年は黒字化へ 24年の旅行者は過去最高も=IATA
[ジュネーブ 6日 ロイター] - 国際航空運送協会(IATA)は6日、2024年の航空会社の利益が安定するとの見通しを示した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の旅行者の継続的な増加が、資本コストの高騰と輸送能力の制約によって相殺されると説明した。
IATAは、2023年の航空各社の純利益が233億ドル(純利益率2.6%)となり、24年は257億ドル(同2.7%)に達するとの見通しを示した。
ただ、売上高は過去最高の9640億ドルと予測される一方、金利上昇による資本コスト高が問題だと指摘した。
それでも来年の世界の旅行者数は過去最高水準の47億人に上ると試算した。コロナ禍前の2019年は45億人だった。
中国など旅行業界の回復が遅れている多くの国々も来年は赤字を脱する見通しだ。中国では海外旅行者が依然としてコロナ禍前を40%下回っている。
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