- 2023/12/07 掲載
カナダ中銀、金利据え置き 景気減速で インフレリスク依然懸念
中銀は声明で「依然としてインフレ見通しへのリスクを懸念しており、必要に応じ政策金利を引き上げる用意がある」とし、「コアインフレのさらなる持続的な緩和」を確認したいとした。
前回の声明で使用された「物価安定に向けた進展は遅く、インフレリスクは高まっている」いう文言は削除された。
さらに、労働市場における圧力は緩和され、成長は今年半ばに失速し、もはや需要過多の状況ではないと指摘。「金利上昇が明らかに支出を抑制している」とした。
10月のコアインフレはここ数カ月で見られたレンジの下限にあると指摘し、「経済の減速により、幅広いモノやサービスにおけるインフレ圧力が緩和している」という認識を示した。
短期金融市場では、早ければ来年3月に利下げが実施される可能性があるという見方を織り込んでいる。
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