- 2023/12/06 掲載
フル電動クレーン公開=世界初、CO2排出削減―タダノ
建設機械メーカー大手のタダノは6日、フル電動のクレーン車を高松市の工場で報道陣に公開した。一つの運転席で走行とクレーン操作ができる「ラフテレーンクレーン」車で、同社によるとフル電動で実用化するのは世界で初めて。8日から国内向けに販売する。
フル電動化により、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待できる。日本国内で需要が大きい最大25トンつり上げ可能なラフテレーンクレーン車で、フル充電状態で平均的な1日の作業が可能。作業時の騒音も大幅に抑えた。価格は1億4800万円(税別)。年間20台の販売を目指す。
従来の同社車両にはディーゼルエンジンを搭載していたが、大量の軽油を消費するためCO2排出量が多かったという。今後は、米国などにも販売したい考えだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕報道陣に公開されたタダノのフル電動クレーン車=6日午後、高松市
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