- 2023/12/06 掲載
重要ニュース、AIが分類=時事通信、記事提供―三菱UFJ信託が外販
時事通信社は6日、三菱UFJ信託銀行とMILIZE(東京)が開発した学習型AI(人工知能)によるニュース分類システムに日本語ニュースを提供すると発表した。投融資の判断などに必要な情報を検出する時間を大幅に短縮し、業務を効率化できる。同行は来年4月からシステムを主に金融機関に販売する。
システムの名称は「学習型AIネガティブニュースラベリングシステム」(NAIS)。企業の犯罪や規則違反に「要注意」、企業合併には「注意」などと優先順位を付けて検出を容易にする。投資判断や融資審査、マネーロンダリング(資金洗浄)防止、テロ資金供与防止対策業務への活用を想定する。
短時間で大量のニュースを調べる必要がある社債投資では、NAIS導入で年1万1000時間の削減効果があるという。時事通信はNAISに政治や経済、国際や社会などのニュースに加え、市況や決算速報の記事も配信する予定。ニーズに応じて配信記事の拡充を検討する。
【時事通信社】 〔写真説明〕時事通信社本社ビル=東京都中央区
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