- 2023/12/06 掲載
モスクワ取引所、米が制裁発動ならドル取引停止へ
米財務省は先月、ロシアの将来のエネルギー能力や制裁逃れを抑制する新たな包括的措置の一環として、ロシア第2位の取引所であるSPB取引所を制裁対象にした。一部の市場参加者は、モスクワ取引所が次の標的になるとみている。
モスクワ取引所のイゴール・マリッチ氏は「米国が制裁を科せば、ドルは取引されなくなる。しかし、ドルは取引所の外国為替市場構造において(以前のような)役割はもはや果たしていない」と語った。
取引所データによると、モスクワ取引所のドル/ルーブル取引は昨年第1・四半期には全体の78%を占めていたが、今年10─11月では32%だった。
一方、昨年初めにわずか1%だった人民元/ルーブル取引は現在43%に拡大。元が取引シェア最大となっている。
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