- 2023/12/06 掲載
午前の日経平均は反発、500円超高 押し目買い意欲が旺盛
日経平均は153円高で寄り付いた後、心理的節目の3万3000円を回復。その後も上値追いの展開となり、前引け間際に567円高の3万3343円51銭で高値をつけた。市場では押し目買いのほか、週末に算出を控えるメジャーSQ(特別清算指数)に絡んだ需給の思惑があるとの見方もあった。
テクニカル面では、前日の陰線の終値よりも高く寄り付き、陽線を形成する「陽のたすき線」がみられる。「このところ、たすき線が出現した後に株価が堅調に推移する現象がみられるため、テクニカル的な側面も意識されている可能性がある」(T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジスト)との声があった。
TOPIXは3営業日ぶりに反発し、1.48%高の2377.39ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7235億5900万円だった。東証33業種では全業種が値上がりし、電気・ガス、精密機器、電気機器、証券、輸送用機器、不動産などが値上がり率上位となった。
個別では、ファーストリテイリングのほか、東京エレクトロン、信越化学工業、アドバンテスト、レーザーテックなどの半導体関連株がしっかり。トヨタ自動車は2%超高となった。半面、ファナック、電通グループ、横河電機はさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1463銘柄(88%)、値下がりは162銘柄(9%)、変わらずは35銘柄(2%)だった。
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