- 2023/12/06 掲載
トレンドフォロー型ヘッジファンド、12月出足は欧米や日本の株買い=JPモルガン
[ロンドン 5日 ロイター] - 相場の基調を判断して追随するトレンドフォローと呼ばれる投資手法を駆使するヘッジファンドは強気姿勢で、12月に入って米国と欧州、日本の株式を買っている――。JPモルガンが3日発行したプライムブローカレッジ取引ノートをロイターが確認して分かった。
11月はS&P総合500種と日経平均(225種)が約9%、欧州株も6%強値上がりした。
一方ノートによると、ヘッジファンド業界全体は11月のリターンがプラス2.3%。地域別投資では欧州・中東・アフリカが3.2%、北米が2.1%、アジアが0.5%となった。
トレンドフォロー型ヘッジファンドは、10月に主要国の国債が売られて利回りが高騰した局面で、それまでに生じた損失を穴埋めして運用成績を改善させた。
これらのファンドは、株式から債券、コモディティー、通貨まで小規模な投資を数多く行うのが特徴だ。
JPモルガンの説明では、トレンドフォロー型ファンドは素材や一般消費財の保有銘柄が堅調に推移した半面、銀行など金融関連株向け投資では損失を被った。
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