- 2023/12/06 掲載
米国株式市場=まちまち、雇用指標が景気減速示唆 超大型株は高い
[5日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで取引を終えた。米労働省が発表した雇用関連指標を受け、S&P総合500種の大半のセクターが下落した。一方、アップルなど超大型株は上昇した。
米国債利回りが数カ月ぶりの水準に低下したことを受け、エヌビディアとアップルが2%超、アマゾン・ドット・コムとテスラは1%超、それぞれ上昇した。
10月の雇用動態調査(JOLTS)は求人件数が2021年初め以来の低水準となり、労働市場の状況が緩和している可能性を示唆。米連邦準備理事会(FRB)が早ければ来年3月にも政策金利を引き下げるとの見方を支えた。
CFRAリサーチのサム・ストーバル最高投資責任者は「金利が上昇し需要が減速するのに伴い、企業は求人を減らしている。これは基本的にFRBが望んでいることだ」とし、「FRBはおそらく利上げを終了した。問題はいつ利下げを開始するかだ」と語った。
米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業総合指数は52.7と、5カ月ぶりの低水準だった前月の51.8から上昇し、予想の52.0も上回った。
小型株で構成するラッセル2000指数は1.4%安と5営業日ぶりに反落した。
S&Pの主要11セクターのうち8セクターが下落し、エネルギーや素材の下げがきつかった。
ゲームソフトのテイクツー・インタラクティブ・ソフトウェアは0.5%安。
ドラッグストアチェーンのCVSヘルスは3.7%高。2024年の売上高見通しが市場予想を上回った。
S&P500は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を4.5対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は119億株。直近20営業日の平均は106億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 36124.56 -79.88 -0.22 36135.65 36164.68 36010.85
前営業日終値 36204.44
ナスダック総合 14229.91 +44.42 +0.31 14126.40 14285.66 14121.76
前営業日終値 14185.49
S&P総合500種 4567.18 -2.60 -0.06 4557.25 4578.56 4551.68
前営業日終値 4569.78
ダウ輸送株20種 15289.69 -235.9 -1.52
2
ダウ公共株15種 866.99 -7.78 -0.89
フィラデルフィア半導体 3672.40 -21.05 -0.57
VIX指数 12.85 -0.23 -1.76
S&P一般消費財 1351.92 +4.27 +0.32
S&P素材 509.54 -7.09 -1.37
S&P工業 911.04 -7.91 -0.86
S&P主要消費財 741.87 -5.92 -0.79
S&P金融 596.43 -3.03 -0.51
S&P不動産 238.12 -1.08 -0.45
S&Pエネルギー 630.48 -10.92 -1.70
S&Pヘルスケア 1533.18 -2.58 -0.17
S&P通信サービス 231.53 +0.51 +0.22
S&P情報技術 3262.11 +26.40 +0.82
S&P公益事業 316.65 -2.60 -0.81
NYSE出来高 9.57億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 32905 + 125 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 32905 + 125 大阪比
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