- 2023/12/05 掲載
英サービスPMI、11月改定値は50.9 4カ月ぶりに50回復
[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが5日発表した英国の11月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.9と4カ月ぶりに好不況の分かれ目となる50を上回った。
速報値の50.5から上方修正され、7月(51.5)以来の高水準となった。サービス価格も7月以来の高水準だった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ティム・ムーア氏は「11月のデータは短期的なインフレ見通しについて警戒感をもたらした。賃金の上昇などによりサービス業者が再び強いコスト圧力にさらされることを示している」と分析した。
広範な経済見通しに対する懸念や賃金の上昇によるコスト圧力から一部の企業は採用を凍結した。しかしサービス部門全体では雇用は改善し、雇用指数は50.3と10月の49.2から上昇した。
S&Pグローバルによると、一部の企業は借り入れコストの上昇が新規受注の重しになっていると指摘した。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは50.7と、前月の48.7から上昇し7月以来初めて50を上回った。
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