- 2023/09/26 掲載
午後3時のドルは148円後半で膠着、介入警戒くすぶる
[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(148.87/148.90円)に比べて若干ドル高/円安の148円後半で推移している。午後には前日の海外時間に付けた高値(148.97円)まで上昇する場面もあったが、149円を目前にして膠着感の強い展開が続いた。
ドルは朝方から小動きが継続。仲値後に買いがやや強まったが、その後は一進一退の値動きとなった。介入への警戒感は依然として強く上値の重さが意識され、東京時間の値幅は26銭程度にとどまった。
りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、アドバイザー・田中春菜氏によると「足元では(ドルが)高くて買えない企業も多いが、145円で手当てしようと思っていた人たちは146円で、146円で買いたかった人たちは147円で買おう、というように目線が切り上がっている」といい、ドル/円が下がる局面では下値も堅いとみている。
日米の金融政策の差から目先もドル高基調は続きやすいとの見方が多く、田中氏は「150円トライも時間の問題ではないか」と指摘した。
ユーロ/ドルは1.0586ドル付近と、3月16日以来の安値圏で小動き。となった。「ここのところ欧州中央銀行(ECB)高官のハト派発言が目立っており、ユーロ売りが続いている」(国内金融機関・アナリスト)という。ユーロ/円も157.72円付近で一進一退となっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.96/149.01 1.0586/1.0590 157.72/157.73
午前9時現在 148.82/148.83 1.0589/1.0593 157.62/157.63
NY午後5時 148.87/148.90 1.0590/1.0594 157.71/157.73
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