- 2023/09/26 掲載
米国株式市場=上昇、アマゾンやエネルギー株に買い
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は、人工知能(AI)開発の新興企業への出資を発表したアマゾン・ドット・コムのほか、エネルギー株に買いが入り、上昇して終了した。市場では、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、週内に予定される当局者発言や経済指標が注目されている。
米国債利回りの上昇が続いていることが投資家にとって気がかりな材料だが、S&P総合500種は先週に3月以来最大の週間下落率を記録しており、買い戻しが入った。
ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「市場では『より高くより長い(政策金利)』への懸念を強めている投資家と、相場の調整が一巡してここから戻す可能性を予想する強気筋との綱引きがある」と指摘。
S&P500種の主要11セクターでは、エネルギーが1.3%高と上昇率トップとなった。
第3・四半期末が迫る中、企業の決算発表シーズンが始まるまでは株価が比較的小動きにとどまるとの声も聞かれた。
エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、アンジェロ・クルカファス氏は「(政策金利が)より高くより長い環境で積極的に買い戻す緊急性が薄れている」と述べた。
今週は8月の耐久財受注や個人消費支出(PCE)価格指数などの指標やパウエルFRB議長の発言などが注目を集めるとみられる。
シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、インフレ率がFRBの目標である2%を上回ったまま推移することは、FRBの引き締め政策が物価上昇ペースを抑えるために必要以上に景気を減速させることよりもなお大きなリスクと述べた。
アマゾンは1.7%上昇。AIで成長するクラウドの競合他社に対抗するため、スタートアップ企業アンスロピックに最大40億ドルを出資すると発表したことを好感した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.2対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は約91億株。直近20営業日の平均は100億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34006.88 +43.04 +0.13 33907.59 34017.53 33780.67
前営業日終値 33963.84
ナスダック総合 13271.32 +59.51 +0.45 13172.54 13277.83 13132.00
前営業日終値 13211.81
S&P総合500種 4337.44 +17.38 +0.40 4310.62 4338.51 4302.70
前営業日終値 4320.06
ダウ輸送株20種 15101.42 +113.50 +0.76
ダウ公共株15種 869.60 -1.67 -0.19
フィラデルフィア半導体 3389.46 +24.17 +0.72
VIX指数 16.90 -0.30 -1.74
S&P一般消費財 1275.84 +8.44 +0.67
S&P素材 497.67 +3.95 +0.80
S&P工業 865.64 +3.97 +0.46
S&P主要消費財 739.72 -3.17 -0.43
S&P金融 561.90 +0.85 +0.15
S&P不動産 216.89 -0.37 -0.17
S&Pエネルギー 694.25 +8.77 +1.28
S&Pヘルスケア 1526.27 +8.18 +0.54
S&P通信サービス 223.09 +0.85 +0.38
S&P情報技術 2921.63 +13.59 +0.47
S&P公益事業 321.04 -0.63 -0.20
NYSE出来高 8.42億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 32495 + 15 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 32465 - 15 大阪比
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