• 2023/09/25 掲載

独9月IFO業況指数、5カ月連続で低下 第3四半期は縮小へ

ロイター

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Maria Martinez

[ベルリン 25日 ロイター] - 独IFO経済研究所が25日発表した9月の業況指数は85.7となり、前月の85.8(改定値)から低下した。低下は5カ月連続。ロイターがまとめたアナリスト予想(85.2)は上回った。

クレメンス・フュースト所長は「ドイツ経済は足踏み状態だ」と述べた。

IFOによると、第3・四半期は縮小する可能性が高い。ドイツ経済は2022年第4・四半期と23年第1・四半期に縮小。再び景気後退(リセッション)に陥るリスクが見込まれている。

INGのマクロ担当グローバル責任者であるカルステン・ブルゼスキ氏は「ドイツの企業、政治家、そして経済全体がより長期の成長抑制期に入るという考えに徐々に慣れてきている」と指摘。今回の指標は中国経済がまだ勢いを増しておらず、高金利が経済活動の重しとなっているほか、エネルギー転換に関する政策の不確実性が続く中、経済情勢に変化がないことを示していると述べた。

9月の現況指数は88.7と、前月の89.0から低下。半面、期待指数は前月の82.7から82.9へとわずかに回復した。

キャピタル・エコノミクスの欧州担当シニアエコノミスト、フランツィスカ・パルマス氏は「ドイツ経済が極めて弱いことが確認された」とし、国内総生産(GDP)との相関が大きい現況指数はGDPが前四半期比約1%減少することを示しているという。

「家計の実質所得は今後数四半期にわたって横ばいとなり、工業・建設企業は新規受注の急減に直面するため、第4・四半期のGDPはさらに落ち込むと予想される」と述べた。

センチメントはサービス業と建設業でさらに悪化したが、製造業と貿易業では改善した。

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