- 2023/09/25 掲載
ECB、過度な利上げへの警戒必要=仏中銀総裁
ECBは今月、10会合連続となる利上げを決定したが、10月の利上げ停止を示唆した。
ビルロワドガロー氏は仏中銀の会議で、過度な利上げを行えば急激な反転を迫られるリスクがあると指摘。「これは金利を継続的に引き上げるよりも政策の持続性を重視する必要があることを示している。水準よりも期間だ」と述べた。
現在の金利水準はインフレ抑制に十分な高さだとも指摘。市場がECBの戦略を完全に反映するのであれば、「十分な長期間」が経過するまで利下げは予想すべきではないと述べた。
ECB当局者は2025年までにインフレ率を2%に下げるという目標達成に向けた自信を強めており、経済のハードランディング回避を目指すことも可能になったと指摘した。
現在の原油価格の上昇については、21─22年の商品価格全般のショックとは異なるが、インフレ期待や賃金に波及効果をもたらす可能性があり、注視が必要だと述べた。
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