- 2023/09/25 掲載
物価目標実現を見通せる状況には至らず、粘り強く緩和継続=内田日銀副総裁
[東京 25日 ロイター] - 日銀の内田真一副総裁は25日、全国証券大会であいさつし、日本は2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現を見通せる状況には至っておらず、「粘り強く金融緩和を継続する必要がある」との認識を示した。
内田副総裁は、日銀が7月の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用を柔軟化したのは、YCCの枠組みによる金融緩和の持続性を高めることが狙いだと説明。国内外の経済や金融市場を巡る不確実性がきわめて高い中、粘り強く金融緩和を継続し賃金上昇を伴う形で物価目標の実現を目指していくと語った。
日銀は今月21─22日に開催した決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。
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