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- 2019/11/11 掲載
Kafka開発元に聞く、「OSSのいいとこ取り」をする大手クラウドとの現在の関係
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
Kafkaの成功要因はビッグデータ時代との合致、ソフトウェアの完成度
──Kafkaはビッグデータ処理のシステムで非常に良く利用されていて、分散メッセージングシステムの分野のデファクトスタンダードとして成功しているソフトウェアだとされていますが、成功した要因とはなんだと思いますか?Rao氏:理由はいくつかあると思います。まず、大規模データ処理への要求が拡大する時代にKafkaが合致していたということ、ノントランザクショナルなデータ処理への必要性が高まっていたこと、そしてノントランザクショナルデータ処理には新しいプラットフォームが必要で、Kafkaはそういったプラットフォームが必要だと多くの人が気づく前にオープンソースソフトウェアとして登場したこと、だと考えています。
また、Kafkaはオープンソースとしてリリースされる以前にLinkedInの社内でかなりのワークロードに試されていて、十分に使えるものであったこと。Apache Software Foundationのオープンソースの1つとしてリリースされたことも普及を促進した一因ではないでしょうか。
──企業向けのシステムを開発しているソフトウェアデベロッパーは、まだKafkaのようなソフトウェアには馴染みがないのが現状だと思います。これからKafkaがエンタープライズ向けに浸透していくとすれば、どのような形になると考えていますか?
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