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外国語を学ぶ際、多くの人は辞書を必須の補助ツールとして使っているのではないだろうか。だが5年間で12カ国語を習得したインフルエンサー、Kazu Languagesさんは辞書をまったく使わないという。なぜなら、より実用的な補助ツールが数多く登場しているからだ。そこで今回は、Kazu Languagesさんがおすすめする外国語学習で使いたい補助ツール9選を紹介しよう。
前編・中編はこちら(この記事は後編です)
前編:
中編:
補助ツール(1)(2)Google翻訳・DeepL
本稿では、外国語学習がはかどる、おすすめの「補助ツール」を紹介していきます。
まず、私は紙の辞書をまったく使いません。知らない単語や意味を理解できない文章に出会ったときは、もっぱらGoogle翻訳やDeepLを使います。
Google翻訳では調べた単語の例文も表示される上に、スピーカーのマークをクリックすると、その単語の発音を確認することもできます。
DeepLは32もの言語に対応している、高度なAI翻訳ツールです。
長めの文章の意味を理解したいとき、さらには自分が書いた文章を推敲したいときにも重宝しています(推敲機能が使えるのは2024年4月2日現在、英語とドイツ語のみ)。また、翻訳の中で変更したい部分があれば、その単語をクリックすると別の表現候補が提示されます。これにより最適な翻訳を選べますし、類似表現も学ぶこともできます。
かつて紙の辞書は外国語学習の必須アイテムでしたが、デジタル翻訳ツールが発達している現在では、個人的にはあまり必要性を感じません。
少なくとも私にとっては、アルファベット順に辞書を繰って単語にたどり着くのは時間がかかります。その点、文字列を入力するだけで瞬時に意味が表示されるデジタルツールはストレスフリーで使えるのです。
Kazu LanguagesさんのYouTube動画
また、少し変則的な使い方としては、
Google翻訳の音声認識機能をオンにして、「聴き取れなかった文章」の意味を調べることもできます。
字幕なしの動画などでネイティブが言ったフレーズを、自分の声で再現してGoogle翻訳の音声認識に流し込みます。すると元の言語のテキストと日本語訳が表示され、「なるほど、こう言っていたのか」と理解できます。
ただ、このような使い方はネイティブの発音を正確に再現しないと成功しません。著書『ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法』で紹介する外国語習得法では、まず発音をたくさん練習するので、みなさんもきっとできるようになるでしょう。
発音の練習を積み重ねると、こんなGoogle翻訳の使い方もできるようになるという一例として紹介しました。
【次ページ】補助ツール(3)Google翻訳拡張機能
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