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日本人の誰もが、小学校、中学校、高校と何年間にもわたって英語を学んできました。しかし、話せるようになる人はほとんどいません。それはなぜなのでしょうか。5年間で12カ国語を習得し、SNSの総フォロワー数が250万を抱えるKazu Languagesさんが実際に効果を感じた語学習得法と併せて解説します。
フラストレーションを感じた「英語の授業」
スペイン語、英語、フランス語、アラビア語、インドネシア語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、トルコ語、中国語、タイ語、韓国語──。これら12カ国語は、私が今までに習得してきた言語です。
Kazu LanguagesさんのYouTube動画
言語によって習熟度の違いはありますが、「ネイティブの人たちとおしゃべりする」「ブログやSNSなどのライトな文章を読む、書く」くらいならば、12カ国語すべてで不自由なくできます。
私が触れた最初の外国語は、多くの人と同じく「英語」です。小学校高学年で「英語の授業」が始まりました。
しかし、学校の授業をきっかけに外国語学習に目覚めたか、というと、まったくそんなことはなかったのです。
特に学校の英語の授業中は、いつも「こんなフレーズ、いつ使うんだろう?」「文法の勉強ばかりでおもしろくないな」と思っていました。当然、「これで英語ペラペラになって、日本語を話さない世界中の人たちとコミュニケーションが取れるようになる!」といったワクワクした気持ちを抱くこともありませんでした。
学校の定期テストこそ常に平均点以上をキープしてはいましたが、一向に英語を「話せる」ようにはならない。いくら勉強しても、「英語を自在に使えるようになっている自分の姿」がイメージできない。
そんな日々の中で、ただただ「英語という科目の勉強」を無理してこなしている感じすらありました。
授業で英語を学ぶ学生時代に、こうしたフラストレーションを感じた経験があるのはきっと私だけではないでしょう。
現に「多くの日本人は小学校、中学校、高校と何年間も英語を勉強するのに、学校の授業だけで英語を話せるようになる人はほとんどいない」というのは、よく指摘されることです。そのために「英語コンプレックス」に陥ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
日本の教育に対する批判を繰り広げるのは本書の目的ではありません。とはいえ、多くの人が何年間も勉強しても英語を使えないのは、何も個々人の能力の問題ではなく、やはり学校のカリキュラムが英語を使えるようになるように組み立てられていないからだと思えてなりません。
ともかく、私の最初の外国語体験は、「英語の勉強って、あんまり楽しくないな」と感じるだけで終わってしまいました。
そんな私が、なぜ、英語を含む12カ国語を習得できたのか?
いつから、どのようにして、楽しみながら外国語を学習し、比較的短期間で習得できるようになったのか?
誰でも、すぐに始められる「最強の外国語習得法」へと話を進めていきましょう。
【次ページ】Kazuがいつも実践している「語学習得法」
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