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最初のワンフレーズがWeb広告の勝負を分ける
広告サイトを作っても、宣伝効果が上がらずに悩んでいる企業は少なくない。その多くは、「Webサイト上のキャッチコピーで失敗しているケースが多い」と、みんなのコピー代表取締役の大橋一慶氏は指摘する。「キャッチコピーで心を掴むことができなければ、その先に読み進んでもらえません。読まなければ伝わらず、売れません。逆に言うと、キャッチコピーが良ければ売れる可能性が大きくなるということです」(大橋氏)
では良いキャッチコピーとはどのようなものなのか。大橋氏が挙げるポイントは、“分かりやすさ”である。下の表は「歯科医院への資産運用の案内広告」のキャッチだ。キャッチAがこれまでのもの、キャッチBは大橋氏が改良したものである。
キャッチAとキャッチBを見たときに、一目瞭然なのは「分かりやすさの違い」だ。大橋氏は「キャッチAはとにかく分かりにくいです。見た瞬間に読む気が薄れます。キャッチを変えるにあたって私がまず行ったのは、資産運用の専門家に話を聞くことでした。実際に歯科医院がこの資産運用サービスを使った場合にどれくらいの経済効果が出るかを専門家に確認し、『100万円くらいの経済効果が得られます』との話に基づいて、キャッチBの文面に変えました」と話す。
大橋氏によるキャッチの文章の改良により、成約件数は7件から14件へと倍増した。この金融商品の単価は1,000万円なので、わずか2~3行の文面の変更で7,000万円の売上が増えたことになる。ここからは、売上を上げるためのキャッチコピーのポイントについて、詳しく解説していく。
・CTR4.6倍を実現する方法
・読者に刺さるコピーを作る「ということは?つまり?法」とは
・売れる「広告キャッチコピー」を作るための5つのポイント
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