もはや常識のハイブリッドクラウド、移行時に検討すべき「5つの手法」とは?
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クラウドは「複雑で難しいコンピューティング」
ある企業の調査結果によると、「COVID-19によって、IT部門が組織内でより戦略的な意味合いで扱われるようになった」と答えた割合は76%に達するという。この、「戦略的なIT施策」に欠かせないのがさまざまなサービスをハイブリッドクラウドで運用することだ。実際、「理想的な運用モデルとしてハイブリッドクラウドを検討する」との回答は86%に及ぶ。また、新型コロナウイルス後の優先事項としては、「ITインフラストラクチャーの改善」が最多で、「ITの運用効率性の改善」を挙げる声も、ほぼ同水準であった。
現実には、クラウドはパブリッククラウドだけを利用しているという企業が最も多い。クラウドは未利用でレガシーなデータセンターを利用している企業も2割程度存在する。今後3~5年のうちに約半数がハイブリッドクラウドへ移行したいと考えているようだ。しかし、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドは「最も複雑で難しいコンピューティング」という意見もあるほど、その移行は簡単ではない。
こうした状況の中、どのように移行していくべきなのか。オンプレのインフラをクラウドへシームレスに移行するには、ただ場所を移すという考え方ではいけない。成功裏に進めるためには、2つの変革が必要だ。
1つは、インフラの変革である。レガシーなアーキテクチャーをソフトウェアによって自律化、つまり高度に自動化していくことである。そしてもう1つは、アプリケーションの変革だ。仮想マシンで動いていたアプリケーションを、コンテナやマイクロサービスといった単位に移植していくことが必要となる。
この「インフラ」「アプリケーション」という2つの領域の変革について具体的にはどのように進めるべきなのか? 次章から具体的に解説していく。
・デジタルトランスフォーメーションに必要な「柔軟なインフラ」
・大きな課題の1つが、オンプレミスとクラウドの併存によるコスト増大
・コストを最小限に抑えつつクラウドに移行する手法とは
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