DX成功のカギは「データ連携」、なぜ非エンジニアが「工数1/30」で実現できたのか
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企業のデータ活用が進まない「2大要因」
いま多くの企業が「DX(デジタルトランスフォーメーション)」というキーワードをもとに、業務の自動化やデータ活用を推進しようとしている。しかし、思うように進められず頭を抱えている担当者も多い。データ活用が進まない原因は大きく2つ挙げられる。1つ目は、昨今クラウド化が進んだことで、独自のシステムやサービスが乱立するようになり、サイロ化が起きていることだろう。そのため、システムごとにデータが分断され利活用することが非常に難しくなっているのだ。データを活用するには、データを「資産」として十分に使える状態にしなければならないが、肝心なデータ連携ができていないわけだ。
システムやサービスが増えてくると、それぞれのデータや連携の仕方が複雑になる。APIによる接続手順もそれぞれで異なるので、技術の習得や開発の工数も増えてしまう。企業の台所事情もあり、予算が切り詰められる中で工数内に収めるには、効率の良い開発によって導入期間を短縮する必要がある。
2つ目の原因は、ITエンジニアの不足だ。そもそもDXを進めるには、システムを新しい環境に置き換えなければならないが、社内にDXを推進するIT人材(DX人材)がいないため、いまは開発自体が難しい状況にあると言えるだろう。
それならば「開発を外部に委託すれば良いのでは?」と考える向きもあるだろう。しかし外部に任せるのも、自信を持って最適解とは言いがたい。たとえ人材を確保できたとしても、外部にシステム設計を一任してしまえば、自社にノウハウがたまらないという問題も残る。データを柔軟に活用する際に、根本の仕組みが分からなければアウトプットも迅速に行えない。
したがって人材面では、いかに内製化できるようにするのか──つまり人材不足の中で、どうやって非エンジニアをDX人材に転換させていくかという点も大きなポイントになってくるのだ。では、なかなか進まないDXを一歩前に進めるためには一体どうすればよいのだろうか。
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