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コンテナプラットフォームが求められる理由と構築前に忘れがちな○○の検討
仮想化技術は、いまやITインフラに不可欠なテクノロジーだ。その仮想化技術でいま最も注目され、今後の主流になると考えられているのが「コンテナ」である。一般的なハイパーバイザ型仮想化では、VMware ESXiなどのハイパーバイザ上に複数の仮想サーバを立てる。一方のコンテナは、OS上にコンテナ管理ソフトを入れ、その上でコンテナが独立したプロセスとして動く。アプリケーションおよびアプリケーションに必要な部品はコンテナに閉じ込められるので、コンテナ実行環境があればどこでもアプリケーションを動かせる。
「バージョンや種類の異なるアプリケーションを容易に混在させ、丸ごと削除したり、別の環境に移動したりできるコンテナは、アプリケーション開発者にとっては理想のテクノロジーだったのです」(鈴木氏)
そして、このコンテナを、サービスを提供する本番環境で使えるようにしたのがグーグルだ。「Kubernetes(クバネティス/クバネテス/クーべネティス)」というコンテナの管理・監視や自動化などを支援するオープンソースのツールを開発し、コンテナの可能性を広げた。
ただ、一般企業が自社サービスを運用する基盤としては、オープンソースのKubernetesはハードルが高すぎる。サポートがないので、最新情報のキャッチアップやアップデート等の運用、セキュリティ対策等を自社で行う必要があるからだ。
なお、コンテナ環境といえば「クラウド」を前提に考えられる方もいるかもしれないが、鈴木氏によると、「確かにクラウドのほうが小さく始められて敷居が低いが、本番環境ではセキュリティやコストの観点からオンプレを選択するケースも多い」という。
ただし、オンプレミス環境でコンテナプラットフォームを構築する際、大きな問題になるのがストレージであると、レッドハット テクニカルセールス本部 クラウドソリューションアーキテクト部 ソリューションアーキテクト 宇都宮 卓也 氏は語る。
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