情報漏えい発生件数のトップは「メール誤送信」、対策を後手に回して良いのか?
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大量の個人情報が漏えいし、賠償問題にまで発展したケースも
チャットなどの新しいツールに注目が集まっているが、ビジネスのコミュニケーションツールとして「メール」が重要であることは変わりない。ただし、「メール」が原因でさまざまなセキュリティの問題が起きているのも事実だ。特に注目したいのは「メールの誤送信」だ。「添付ファイルを付け忘れた」「送信先を間違えた」「BCCで送信すべきメールをTOで送ってしまった」……等々。程度の差はあっても、誰もが一度は経験したことがあるだろう。
特に個人情報や機密情報の含まれた資料などを間違った相手に送ってしまうと、大きな問題になりかねない。現実にメールの誤送信で大量の個人情報が漏えいし、賠償問題にまで発展したケースもある。
しかも、「メールの誤送信」はITリテラシーとはあまり関係がない。デジタルアーツ社の調査で、一般従業員とIT部門の従業員に誤送信の経験の有無を質問したところ、「ある」と答えた一般従業員は63%、IT部門の従業員では72%だった。ITリテラシーが高いはずのIT部門のほうが、実は誤送信が多かったという予想外の結果だったのである。
ITシステムにおける最大の脆弱性は「人」だといわれる。いわゆるヒューマンエラーは、ITリテラシーに関係なく起きる。メールの利用頻度の高いIT部門の方が、むしろ誤送信が起きやすいということかもしれない。
一方で、メール誤送信は、決して新しい問題ではない。にもかかわらず、引き続きセキュリティの課題として残り続けているのはなぜなのか。有効な対策は、存在しないのだろうか。
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