レガシーシステムでAIやブロックチェーン!?予想外な「あの製品」が秘めた可能性
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やはり「DX推進にはNotes/Dominoを刷新すべき」なのか
テクノロジーを活用し、企業活動を通じて蓄積された「データ」を活用して、ビジネスモデルを変革するDXに取り組む企業にとって、AIやIoT、ブロックチェーンなどの新技術への挑戦は大きなテーマだ。しかしそこで検討しなければならない存在が、それらの新技術登場のはるか以前から利用しているレガシーシステムだ。たとえば、長らく企業で使われてきたグループウェア製品「IBM Notes/Domino」(Notes/Domino)もその一つに数えられるだろう。
1989年の発売されたNotesと、業務アプリケーション開発基盤としてのDominoは、アプリケーションの開発から展開に必要な機能がオールインワンで統合されている。パッケージソフトではできない細かい処理が可能なワークフローエンジンを擁し、ワークフロー構築に強みがあり、メールやスケジューラーだけでなく、企業内の幅広い業務アプリケーション基盤として活用されてきた。
だが初期のNotesは専用クライアントから利用する必要があったため、いわゆる「Web化」「クラウド化」の流れの中で次第にレガシー化が進み、Webブラウザをベースとしたコミュニケーション、コラボレーションツールに置き換えを検討するケースが増えてきた。
しかしNotesは、実はまだDXの可能性を十分に秘めていて、なんとIoTやチャットボットへの連携、さらにはブロックチェーンにも応用可能だという。どういうことなのか。ここからは、“レガシーシステム”から始まるDXの真相を明らかにしていこう。
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