九州三菱自動車販売の「接客の質」を大きく変えた、基幹システムとOSSの連携
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接客の質を高めるため、ナンバープレートの読取・認識・通知システムを検討
九州三菱自動車販売は、三菱・スズキの自動車の販売・整備等を手がける独立系の自動車ディーラーだ。従業員数は約1220名で、九州北部を中心に80拠点を展開している。三菱自動車が進める電気自動車(EV)の充電設備や情報発信の場となる次世代店舗「電動DRIVE STATION」を、同社でも積極的に展開している。
接客対応のさらなる向上を目指す同社では、ナンバープレートをカメラで読み取って、顧客情報を照会するシステムを検討していた。これは、顧客が販売店を訪れた際、車のナンバーを読み取ってデータベースを参照し、顧客情報や来店目的を把握することで、接客に活かすシステムだ。
自動車ディーラーにおいて、こうしたシステムは珍しくはなく、すでにパッケージも販売されている。ただし、既存のパッケージでは同社のニーズを満たせなかったと、同社 電算室 開発課マネージャー 稲葉 剛氏は、次のように説明する。
「一般的なパッケージでは、1台のPCに画像解析・認識用の専用ソフトを導入し、さらに毎日、顧客データをCSVファイル等で取り込んでおく必要があります。しかし、弊社では複数台のPCで同時に情報を表示したいと考えていました。また、実際の現場では、担当者がPCの前に座っていることはほとんどないため、席にいなくても担当者に通知する仕組みも必要でした」(稲葉氏)
また、システム管理者の立場からは、重要な顧客データをPCに保存しなければならないこともセキュリティーの観点で問題だった。
「したがって、必要なときだけ基幹システムのDBから顧客情報を取得し、PCにはデータを残さないこと。さらに、基幹システムに負荷をかけないことも重要な条件でした」(稲葉氏)
・浮かび上がった3つの技術的課題、どうクリアするか?
・基幹システムにOSSのNode.jsを導入、チャットの仕組みをヒントに各PCへのプッシュ通知を実現
・OSSに対応した基幹システムのため、外部システムとの連携もスムーズ
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