「エンタープライズNASの限界」を突破するのは、Software Defined Storageの力だ
将来の収入源となる「ビッグデータ資産」を蓄積
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データは将来の収入源となる貴重な資産
データは企業にとって、ビジネスの新たな価値を生み出す最大の資産であると言われる。実際、現在の企業内で利用されるデータは基幹業務システムで処理する構造化データのほか、テキストや画像/動画、設計図面などの非構造化データ、各種センサーやスマートメーターなどから生成されるIoTデータなど多様化している。ただ、そこで問題となるのは、そうしたデータの“量”が予測もつかないペースで増大していくことだ。したがって特定の用途で利用したあと、保管スペースが足りないことを理由に捨て去られてしまうデータも少なくない。
現時点では「どのデータが、どんなことに役立つのか予測できない」という理由だけで、将来の収益源となる可能性をもった貴重な資産をみすみす捨ててしまっているのである。
捨ててしまったデータは二度と取り戻せないだけに、社内外のありとあらゆるデータを、形式を問わず丸ごと蓄積しておき、いつでも利用できるように準備しておくことが今後の企業には求められる。
増大するデータの中でも特に大きな割合を占める非構造化データに着目すると、一般的にその保存や活用に用いられているのはNAS(Network Attached Storage)と呼ばれるストレージである。
しかし、全社的なデータ活用に対応できるスケーラビリティーとパフォーマンスをもった大規模NASは、当然のことながら非常に高価となる。多くのユーザーが大量の非構造化データを利用するにはそれなりのスペックが必要だ。
また、予想を上回るペースでデータが増大してNASの最大容量を超えそうになった場合、新たなストレージ筐体を増設するしか手がなく、その時点で高額な予算を確保できるとは限らない。話を戻せば、これがデータを捨てざるを得なかった理由だ。
そうした中で注目されているのが、SDS(Software-Defied Storage)の仕組みを生かした新たなNASソリューションである。従来のような高価なエンタープライズ向けNASを必要とせず、サーバーの内蔵ディスクなどを仮想的に束ねて1台のNASに見立てるのだ。
容量が足りなくなれば新たなサーバー(ノード)を追加するだけで簡単に拡張(スケールアウト)し、同時にパフォーマンスもリニアに増強できる。
デジタル・トランスフォーメーション時代に向けて、企業が真の意味でデータを資産化していくための現実解を次ページ以降で紹介したい。
・データは増えてもストレージ予算は増えない
・コストに直結する「運用の容易さ」を確保せよ
・まずは試してみよう!
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