「SIEMの限界」を突破せよ──攻撃者優位の時代に求められる次世代セキュリティ運用
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爆発的に広がる“アタックサーフェス”──攻撃者が「圧倒的優位」の時代に
こうした変化について、SCSKセキュリティの亀田氏はこうまとめる。
「クラウドやリモートワークの普及・定着は、大企業のシステム構造を複雑化させ、“アタックサーフェス(攻撃対象領域)”を一挙に拡大させました。その変化によって、サイバー攻撃に対する防御・検知の難度は以前とは段違いに高まっています」(亀田氏)
さらに、サイバー攻撃の高度化・高速化も進んでいると、パロアルトネットワークスの染谷氏は指摘する。
「近年では、特定の企業を狙った攻撃よりも『弱点があれば一気に攻撃する』という手口が目立ちます。ネットワーク機器の脆弱性や設定ミスなどの不備を突かれ、被害に遭うケースも珍しくありません。そのうえで、サイバー犯罪者は侵入に成功してから平均すると僅か2日間で重要情報を抜き取り終わっています」(染谷氏)
かたや、企業がセキュリティ侵害に気づくのには平均で13日間も要しているという。「この攻撃者優位の状況を打開すべく大企業は『SIEM(Security Information and Event Management:セキュリティ情報・イベント管理)』をはじめとする各種ソリューションを導入してきましたが、従来型の対策には限界が見えています」と染谷氏は指摘する。
では、どうすればアタックサーフェスの拡大や攻撃の高度化・高速化に対抗できるのだろうか。
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