富士通ゼネラルが成功、「基幹システムクラウド化&経費精算変革」の要諦
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経費精算システムのクラウド化を検討する企業が直面する課題
こうした動きの中で特に最近目立つのが、移行に際して「経費精算システム」だけを切り出してクラウド化する企業が増えていることだ。特に大手企業では、その傾向が強い。
理由はいくつか考えられる。1つは全従業員が使うシステムだけに、DXの取り組みとして成果を出しやすいこと。もう1つは、特に大手企業の場合、固有のワークフローやルールが多いため、個別に切り出してカスタマイズしたいというニーズが高いことだ。
もちろん、既存の経費精算システムそのものの課題も、クラウド化を検討する大きな要因だ。1つは法対応だ。特にオンプレミスのシステムだと、法律が変わるたびに改修が必要になる。
2つ目は紙の問題だ。企業によっては、ERPからいったん帳票を出力し、領収書を貼り付けて提出するといったアナログな手続きも珍しくない。こうした手続きを一掃し、ペーパーレス化を実現したい企業は多いだろう。
3つ目がスマホを活用した業務効率化だ。オフィスのPCでしか申請や承認ができないシステムは、もはや時代後れといわざるをえない。
こうした経費精算の課題を解決するのが、クラウド型の経費精算サービスだ。市場には多数のサービスが存在しているので、あとはこれらを比較・検討して、自社に適したサービスを選べばよいはずだが、実は最適なサービスが見つからない、もしくはサービス導入に苦労する企業が少なくない。それはなぜなのだろうか。富士通ゼネラルの事例も紹介しながら、その背景と対策を解説する。
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・クラウド型経費精算サービスの選定・導入が難しい理由
・組織特有の業務、日本特有の制度というワナ
・SAP S/4HANAへの移行と並行した富士通ゼネラルの「経費精算改革」
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