金融機関を取り巻く環境は、厳しさを増している。圧倒的な高信頼、高可用なサービス提供を求められる一方で、同時に徹底的に顧客ニーズを追求した新たなサービスや新たなビジネスモデルの創出が求められている。金融機関をシステム面で長年支えてきたIBMと、最新のクラウドで金融機関から信頼を獲得しているアマゾン ウェブ サービス（AWS）は、それぞれ金融機関が抱える課題をどのように見ているのか？ そして、この2社がタッグを組んだとき、金融機関にはどのようなメリットがもたらされるのだろうか？

クラウドはDXを進める上で有効な手段だが、オンプレミスを前提とした体制や環境を脱却することは容易ではない。そうした中で、かんぽ生命保険（以下、かんぽ生命）は当初クラウドを活用したシステム構築の経験や知識が限定的だったにもかかわらず、セキュリティー要件を満たすWebアプリケーションの標準的な開発・実行環境をアマゾン ウェブ サービス (以下、AWS) クラウド上に短期間で構築できる仕組みを整備した。どうやって実現できたのか、同社の取り組みを紐解いていく。

日本企業のデジタル・トランスフォーメーション (DX) が加速している。特に活発化しているのが基幹システムへの投資だ。肥大化・複雑化したレガシー・システムにメスを入れようと考える企業が、ようやく増えてきたのである。とはいえ、基幹システムのモダナイゼーションにつまずく企業は少なくない。その理由はどこにあるのか。ここでは、基幹システムのモダナイゼーションを阻む「3つの壁」を解説する。

コロナ禍を経験し、市場の急激な変化に対応するため、基幹システムのモダナイゼーションを検討する企業が増えている。しかしクラウド化には技術面だけでなく、越えなければいけない組織の壁などが存在する。先行している企業はなぜうまく行っているのか？AWSとIBMがその成功要因を考察する。

デジタル変革を実現するためには、膨大に残る基幹系システムの構造変革が不可欠だ。数百万、数千万の膨大なアプリケーションをモダナイゼーションするには課題も多く、最適な移行方法を検討する必要がある。基幹系における豊富な実績を持つIBMと、クラウド業界で長年No.1の実績を誇るAWSがタッグを組むことで生まれる価値を紹介する。

ビジネスを差別化するためには、プロダクトや新機能を迅速に市場投入する必要がある。俊敏なシステムを構築するために、コンテナやマイクロサービスの活用が注目されている。本動画では、クラウドとオンプレの共通コンテナ基盤である OpenShift の AWS向けマネージドサービス「ROSA（Red Hat OpenShift Service on AWS）」を解説する。

企業経営においてデータやAI活用がますます重要になっている。しかし、オンプレや複数のクラウドにデータが混在することにより複雑性が増し、データ活用の阻害要因になっている。従来型のデータウェアハウスやデータレイクなどのデータ基盤だけでは解決できない課題に対し、データファブリックという最新のアプローチを解説する。