ＥＮＥＯＳホールディングス（ＨＤ）の完全子会社であるＪＸ金属（東京）は８日、東証に株式上場を申請したと発表した。ＪＸ金属はＥＮＥＯＳＨＤの主要子会社の一つで、銅鉱山の開発などを手掛ける。詳しい上場時期は未定だが、早期の実現を目指す。

ＪＸ金属は今後、成長分野と位置付ける半導体材料や、情報通信分野向けの機能材料などを強化する方針。ＥＮＥＯＳＨＤは、保有するＪＸ金属株式を５０％以上売却し、持ち分法適用会社にするとみられる。売却益を活用して再生可能エネルギー事業などへの投資を強化し、脱炭素化に向けた事業転換を進める。

【時事通信社】