- 2024/09/11 掲載
米インフレ調整後の所得が増加、貧困率は変化小幅=国勢調査局
インフレ率を考慮した実質的な世帯所得の中央値は前年比4.0%増の8万0610ドルで、ピークだった2019年の水準を回復した。労働者全体の所得もパンデミック前を上回り、数年間にわたる高インフレで賃金の目減りに見舞われていた家計は改善した。
一方、家賃補助や食料支援、税額控除などの政府支援を含めて算出された貧困率は前年の12.4%から12.9%に上昇。政府支援などを含まない公式の貧困率は11.1%と、前年の11.5%から低下した。
子どもの補足的貧困率は12.4%から13.7%に上昇した。パンデミック関連の追加的な政府支援の打ち切りが響いた。パンデミック関連の追加的な食料支援プログラムは昨年3月にほとんどの州で終了し、学校給食向けの支援も規模が縮小された。
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