- 2024/09/10 掲載
中国、年間12億トン超の炭鉱開発計画、温室ガス大幅増の恐れ
報告書によると、中国が計画している炭鉱には年間生産量100万トン以上の大規模炭鉱が複数含まれている。計画の35%(生産量ベース)は既に建設が始まっているため、3─5年以内に生産が大幅に拡大する見通しだ。
中国の既存炭鉱は、世界全体の同規模炭鉱によるメタン排出の70%を占めている。計画中のプロジェクトが全て完了すると、この割合が75%に増える見通しだという。
中国の既存大規模炭鉱の生産能力は年間38億8000万トンで、世界全体の約半分を占める。
GEMのプロジェクトマネジャー、ドロシー・メイ氏は「石炭生産能力の拡大は現在、国家(中国)の優先政策であり、政治課題だ」と指摘。中国は長期契約制度を採っているため、炭鉱企業の収益性が保証されていると説明した。
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