近畿大は９日、２０２５年大阪・関西万博で、「近大マグロ」など養殖魚専門の海鮮料理店を出店すると発表した。天然の水産資源の確保が課題となる中、養殖技術が進歩していることを世界にお披露目する。

近大マグロは、卵から成魚まで人工的に育てられたクロマグロで、０２年に世界で初めて完全養殖に成功した。同大は２種類の魚を掛け合わせた「サラブレッド魚」の開発も手掛けており、万博期間中は店内の水槽で養殖ニホンウナギや、クエとタマカイを掛け合わせた「クエタマ」などを観賞できる。

【時事通信社】